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『北九州スマートコミュニティ創造事業』における、『スマートミュージアムを実現させる新エネルギーマネジメントシステムの開発』の実証事業を開始


ジョンソンコントロールズ株式会社ビルディングシステムズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:マーク・カトラー)は、経済産業省による「次世代エネルギー・社会システム実証事業」の4地域の1つ、北九州市で推進されている「北九州スマートコミュニティ創造事業」に参画し、「スマートミュージアムを実現させる新エネルギーマネジメントシステムの開発」の実証事業を開始したことを発表します。

本実証事業は、大型公共施設の北九州市立いのちのたび博物館(自然史・歴史博物館)をスマートミュージアムとして実現化していくことを目的としており、弊社のビル管理システムやエネルギーマネジメントシステム(BEMS)を生かし、地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS)との連係の下、スマートグリッドに対応した省エネシステムを開発します。
具体的には以下4つを組み合わせてオープン化されたインターネットクラウド上で接続し、不特定多数の来訪者のある大型公共施設の営業特性に合わせて施設が提供するサービスの質を維持しながらエネルギー効率を向上させる、次世代型エネルギーマネジメントシステムの実証および新たなビジネスモデルとしての検証・評価を3年間(予定)かけて行います。

● 地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS)に連係したビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)の構築
● 営業情報、快適性、文化財保護などの施設運営と、電力、気象、光熱費などのエネルギーデータを総合判断するクラウドアプリケーション
● 弊社リモート・オペレーション・センター(ROC)から、施設運営・エネルギー効率・省コスト性を解析し、最適な運営を支援するサービス
● デマンドレスポンスやダイナミックプライシング、インセンティブプログラムへの参加

また、災害時による電力・ガスなど供給源の喪失を想定し、自立電源設備と負荷設備をROCにて遠隔操作する、運用支援による災害対応システムとしての実証および検証も行います。

本実証事業のエネルギー使用量削減目標として、以下を掲げています。
● 電気使用量 10~15%削減
● 一次エネルギー消費量およびCO2排出量 10%以上削減
● 削減した光熱費の需要家(博物館)とのシェア

弊社はスマートコミュニティ事業の成功を支援すべく、大型公共施設のサービスの質の維持とエネルギー効率向上の両立という需要家の目標達成を、システム導入だけでなく運用支援サービスによりサポートし、地域社会への貢献ならびに環境への配慮をも実現する、新しいエネルギーマネジメントビジネスの開発に向け、実証事業に尽力してまいります。

ジョンソンコントロールズ株式会社 ビルディングシステムズについて
ジョンソンコントロールズ株式会社 ビルディングシステムズは、米国ジョンソンコントロールズ インク(Johnson Controls, Inc.)の日本法人(本社: 東京都渋谷区、 代表取締役社長: マーク・カトラー/ Mark Cutler)です。空調制御用機器、ビル管理システム、自動制御機器、産業・舶用冷凍機器および装置、およびセキュリティシステムなどの設計、製造、販売、施工、サービス、エネルギーソリューション、ならびに統合ファシリティマネジメント事業を提供しています。
国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細はhttp://www.johnsoncontrols.co.jp/be をご覧ください。 

米国ジョンソンコントロールズ インクについて
ジョンソンコントロールズは、世界150ヵ国以上のお客様に多様なテクノロジーを提供する、業界トップクラスのグローバル企業です。17万人の従業員が、ビルのエネルギー効率や運用効率を最適化する質の高い製品、サービス、ソリューションをはじめ、自動車用鉛酸バッテリーおよびハイブリッド車・電気自動車用先進バッテリー、自動車用内装システムの開発に取り組んでいます。ジョンソンコントロールズのサスティナビリティへの取り組みは、創業のきっかけとなった初の電気式室内サーモスタットが発明された1885年にまで遡ります。成長戦略とマーケットシェアの拡大によって、ジョンソンコントロールズは、株主への価値の提供と、顧客の成功の支援に取り組んでいます。詳細はhttp://www.johnsoncontrols.com をご覧ください。

*本文中に記載されている社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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